坐禅儀 #1
(題名)
『坐禅儀』
(現代語解釈)
『坐禅の仕方』または『坐禅のきまり』
(原文1)
夫れ学般若の菩薩は、先ず当に大悲心を起こし、弘誓願を発し、精く三昧を修し、誓って衆生を度し、一身の為に独り解脱を求めざるべし。
(それがくはんにゃのぼさつは、まずまさにだいひしんをおこし、ぐぜいがんをはっし、たけくざんまいをしゅし、ちかってしゅじょうをどし、いっしんのためにひとりげだつをもとめざるべし。)
(意訳1)
お釈迦様の説かれた教えにより、皆生まれながらに持っている真実自己の叡智に目覚めようと、努力をする修行者は、まず心得としてもっていなければならないことは、世の中の人々の分け隔てなく、全ての人々を救おうとする、大いなる慈悲の心を起こし、堅い誓いを立て、一心に励み、皆さとりが見つかるよう導いていき、決して自分一人の精神安楽のために修行をしてはならない、ということである。
『坐禅儀』
(現代語解釈)
『坐禅の仕方』または『坐禅のきまり』
(原文1)
夫れ学般若の菩薩は、先ず当に大悲心を起こし、弘誓願を発し、精く三昧を修し、誓って衆生を度し、一身の為に独り解脱を求めざるべし。
(それがくはんにゃのぼさつは、まずまさにだいひしんをおこし、ぐぜいがんをはっし、たけくざんまいをしゅし、ちかってしゅじょうをどし、いっしんのためにひとりげだつをもとめざるべし。)
(意訳1)
お釈迦様の説かれた教えにより、皆生まれながらに持っている真実自己の叡智に目覚めようと、努力をする修行者は、まず心得としてもっていなければならないことは、世の中の人々の分け隔てなく、全ての人々を救おうとする、大いなる慈悲の心を起こし、堅い誓いを立て、一心に励み、皆さとりが見つかるよう導いていき、決して自分一人の精神安楽のために修行をしてはならない、ということである。
since 2004/6/1 - last modified 2013/8/29
坐禅儀 #2
(原文2)
乃ち諸縁を放捨し、万事を休息し身心一如にして、動静間無く、其の飲食を量って、多からず少なからず、其の睡眠を調えて節せず、恣にせず。
(すなわちしょえんをほうしゃし、ばんじをくそくししんじんいちにょにして、どうじょうへだてなく、そのおんじきをはかって、おおからずすくなからず、そのすいみんをととのえてせつせず、ほしいままにせず。)
(意訳2)
そのためには、ひとまず日常の事は忘れて、心も身体も休めて、立つも歩くも坐るも寝るも、そのふるまいはリラックスしてリズムよく、また、食事は腹八分、睡眠はちょうど良く、寝不足でも寝過ぎでもいけない。これらは坐禅に限らず、修行をしようとする者の、基本的な心がけである。
乃ち諸縁を放捨し、万事を休息し身心一如にして、動静間無く、其の飲食を量って、多からず少なからず、其の睡眠を調えて節せず、恣にせず。
(すなわちしょえんをほうしゃし、ばんじをくそくししんじんいちにょにして、どうじょうへだてなく、そのおんじきをはかって、おおからずすくなからず、そのすいみんをととのえてせつせず、ほしいままにせず。)
(意訳2)
そのためには、ひとまず日常の事は忘れて、心も身体も休めて、立つも歩くも坐るも寝るも、そのふるまいはリラックスしてリズムよく、また、食事は腹八分、睡眠はちょうど良く、寝不足でも寝過ぎでもいけない。これらは坐禅に限らず、修行をしようとする者の、基本的な心がけである。
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