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大晦日

戌年の最後の日も、やはり掃除だった。

夕方には本堂を掃除し、大晦日恒例の読経で、智光院の御用納めとなりました。

明日からは亥年。

「猪突猛進には気を付けて」

って書かれた年賀状なんかが届くのかな。



平成19年は、イノシシの走るが如く! いくぜっ!

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十二月二十九日

今日は朝から墓掃除。大木(隣の寺の木なんです)を見上げれば、ようやく葉も落ちきって、坊主となっていた。隣の寺の木から落ちてくる葉っぱに罪はないけれど、、、イヤになっちゃうね、まったく。今日は終日落ち葉を掃いたので、明日もう少しやれば、終わるだろう。

夕方、年始挨拶用のお年賀を買うため、新宿まで出かけた。用事を済ませた後に、ちょっと寄り道。某家電量販店への寄り道は、ささやかな楽しみだ。

「ニンテンドーDS Lite 緊急販売」

…と書かれたビラが貼ってあるではないか。ほぉ、そうですか。こいつは運が良い。これは「行列に並べ」ということだナ。

案内の通りに行ってみると、そこは店の外。うわぁ! 並んでるねぇ、この寒い中。よっしゃ、拙僧も並ぶぞ。

日もとっくに暮れて、どんどん寒くなってくる。おまけに昼間の墓掃除のせいで、腰が痛い。通りすがりの人たちが好奇の視線を送っている。

「この年末に来て俺は一体、こんなところで何をしているんだ…。」

長時間並ぶのが大嫌いな私が、約40分並びました。で、ついにニンテンドーDS Lite をゲットしました。

って、こんなことブログに書いている俺はアホか。
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年賀状書き

11月18日のブログで「今年は少し早めに」などと書いていたのに、結局この時期に宛名書きしている私。やっぱり進歩なしであった。

毎年ほぼ決まった人にしか出さない年賀状。専用の住所録を見ながら、宛名を書いていくのですが、住所録も古くなったので、去年もらった年賀状を見ながら、送信先のチェックをすることにしました。

すると、「市町村合併」のせいだと思いますが、住所変更が結構ありました。新住所を間違えないように書き、住所録を修正し、例年より手間がかかってしまいました。

便りの無いのが元気な証拠

などと言いますが、年賀状は旧年の御礼と新年の挨拶。やはり出すべき所には出さないとねぇ。

お歳暮、大掃除、クリスマス(…私はあまり関係ないですが)、年賀状制作、と続いた12月のイベントも、いよいよラストです。残るは買い出しと正月の準備 … のはずだったのに、今年は落ち葉掃きがまだ残っているんだ~(泣)。
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生死事大、無常迅速。

人間オギャーと生まれ、歳をとるにつれ、欲やら煩悩やら迷いやらが際限なく増え続け、毎日が不安の連続となってしまう。「生」とは苦しみの連続なのだ。

では、「生」が苦しみなら「死」はどうだろうか? 「生」も「死」も、不安や苦痛である。「死」には、「生」の間に受ける恐怖とは違う、異質の「恐れ」というものがある。

人は「苦しみから逃れたい」と思っていながら、目の前に「楽」があれば、それを追ってしまう。その「楽」が恒久的な「楽」であればよいのだが、多くの場合、それは一時的な「楽」でしかない。「苦が滅した楽」つまり「涅槃(ねはん)」を得ることができればよいのに、涅槃に向かって修行をする人は少ない。

「生死」のことは、涅槃に向かうための大きな問題である。この問題は、簡単には片づかない。仮に人間100才まで生きたとして、およそ36500日。あなたは今現在、生まれてから何日目をカウントしていますか?

1年なんてあっという間に過ぎるのです。そんなことは解っていますとも!

では、一生は長いですか? それともあっという間ですか?

生死事大 無常迅速 光陰可惜 時不待人
(しょうじじだい むじょうじんそく こういんおしむべし ときひとをまたず)

生死の問題は人生の一大事。世界は常に変化し続け、そのスピードは速い。時間の流れも同様だ。なぜ無駄に時間を過ごすのか? 待ったなしに、時は動き続け、そして、過ぎ去った時間は元に戻らない。
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異常気象?

まだ暖かいんじゃないですか? もう年の瀬だというのに。
落ち葉も、落ちきっていません。なぜ落ちないの?

これって「地球温暖化」の影響ですか?

氷が張るとか、霜柱が降りるとか、ここ数年で、そういう現象が起きる回数が、減ってきました。私が子供の頃は、家の外にある水道は、朝は凍って水が出なかったものです。やかんに湯を沸かし、その湯を蛇口のまわりにかけてやると、徐々に水が出始めるのです。今ではこんなこと、滅多にやらなくなりました。

そういえば、落ち葉を集めては焚き火をし、焼き芋をしましたっけ。うまかったなぁ、焼き芋。今は「野焼き禁止」ですから、焚き火なんてできません。

あ、でも「宗教儀式としての野焼き」(例えばお位牌のお焚き上げとか)は、例外規定として認められていますからね。一応書いておきます。
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ウィルスの脅威

今日トイレの掃除をしていて気になったこと。それは「ノロウィルス」だ。

人から人への感染によって、ノロウィルスが大流行しているということは、皆さんもニュースなどで聞いていることでしょう。やっかいなのはこのウィルス、「とても強い」ということ。聞くところによれば、退治するためには塩素系の漂白剤を使うのだとか。

寺には、不特定多数の人数が訪れる。昨日も本堂で告別式があったので、相当な人数が寺に来た。この来訪者の中に、感染者がいたとしたら、感染者が動いた後には、ウィルスがまき散らされるということになる。ホテルでの大量感染の例もあることですし、寺に住んでいる自分としては、本当に怖いと思うこの頃です。

最近小学校などでは、インフルエンザにかかっている児童でも、登校してくるケースがあるという。それは、共働きの親が、無理にでも子供を学校に行かせようとするためだ。子供を休ませれば、当然両親のどちらかが仕事を休むことになる。仕事を休みたくない親は、子供に風邪薬を飲ませて登校させる。子供の病状は悪化し、後からインフルエンザだったと判る。しかしその時には、学校内でインフルエンザウィルスがまき散らされた後だ。大勢の子供にウィルスが伝染し、そのウィルスが各家庭に入ってくる。小さい子供を持つ家庭では、学校からやってきた病原体によって、健康を損なわれるケースが多いのだ。

私は手洗い・うがいを習慣づけているせいか、有り難いことに今のところは無事である。しかしウィルスは怖い。どんなに気を付けていても、感染する時は感染する。

「風邪は万病の元」とも言われます。皆さんも「自分は大丈夫」などと高をくくらず、十分気を付けて下さい。キャリアの方は、ウィルスをまき散らさないで!
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坐禅会と坐禅指導

普通、寺で「坐禅会」といえば、会が始まる前に15分くらい、坐り方の説明を受けて、即20分程度の坐禅を2~3回、その後で住職の法話があったり、読経をしたり、といったパターンが多いですね。

坐禅会には、独特の雰囲気があります。参集している人も様々です。寺のネームバリューであったり、家や職場からの立地であったり、参加できる日時がピッタリだからとか、参禅が出来るから、など、坐禅会を選ぶ理由は多岐にわたります。しかし反面、初心者には敷居が高かったり、いきなりの参加は不安であったりもします。

私は「初心者向け坐禅指導」というものをしておりまして、これはマンツーマン形式の指導です。いきなり坐禅会デビューは怖い…という方々に好評でありました。
しかし、訳あって「初心者向け坐禅指導」を、しばらくお休みすることにしました。(あくまでも「一時休業」のつもりです。)

私は、ここ数年の指導経験から、「坐禅をしたい」という方が、少なくないことがわかりました。坐禅をしたいという気持ちはあるのに、日時や場所の条件が合わないために、実地の体験が出来ないのです。

私の「個別指導方式」は、一応の評価を得ているものと確信しております。しかしながら、それを実際にやっている寺が少なすぎます。今、坐禅会をしていない寺は、せめて、「坐禅をしたいのに、チャンスがない」という人たちに対して、門戸を開放してあげて欲しいと思います。
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大掃除

毎年12月の中旬には大掃除をします。普段やらない部分の掃除がメインです。具体的には、本堂内陣(ないじん=ご本尊様やお位牌などをお祀りしている、本堂の中心になる部屋)に荘厳してある、細々したものをすべて表に出し、天井近くの埃や、ご本尊様やお位牌などの埃を払います。また、内陣以外の部屋についても、ハタキをかけ、雑巾で水拭きし、たまった汚れを落とします。脚立の上り下りも結構な重労働です。今年はお手伝いの方に助けて頂き、とても捗りました。たまった汚れを落とし、堂内をきれいにすると、心が清々しくなります。大変な作業ですが、きれいにすれば確実に気持ちが良くなるものです。
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成道会(じょうどうえ)

「真理を見極めるまで、決してこの座を立たず。」

ゴータマは強い信念の元、坐禅を始めた。12月1日であった。

そして、1週間が経ち、8日目に入った。

空を見上げると、明けの明星が輝いている。

その輝きを見た時、ゴータマは真理を見極めた。

12月8日、ゴータマが悟った日。ゴータマが「釈尊(しゃくそん)」と呼ばれるようになった日。

この故事にちなんで、12月1日から8日の明け方まで、禅宗の修行道場では、不眠不休の集中修行が行われる。

「臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)」

別名「命取りの大摂心」

真剣にやったものでないと解らない。本当に苦しい修行だ。食事とトイレ以外は坐禅。夜も横になって寝てはいけない。坐禅の体勢のままで、1週間だ。

臘八を経験したものは、皆こう思っているに違いない。

「もっと早く悟れよ、ゴータマ。」

例えば、5月10日に坐禅を始めて、5月12日に悟っていれば、陽気の良いシーズンの3日間の摂心=「さわやか小摂心」で済んだのに………って、修行にならないか、これじゃあ。

さすがはゴータマ。我々の堕落ぶりを、見透かしていたに違いない。その上、臘八シーズンに入ると、決まって寒くなる。こちらは臨済・冬将軍か、貴様も助太刀しておるな!
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腹が立ったこと!

今朝7時15分に電話が鳴った。こういう時間帯の電話は、およそ訃報の場合が多い。

『もしもーし! 智光院さんですか! ご住職様はご在宅でしょーかぁー!!』

電話の向こうから聞こえてきたのは、やたらと大きな声。しかも声のトーンがめちゃくちゃに明るい。なんなんだ、この葬儀社は…と思ったら、、、

『私どもは、金による資産運用をオススメしている会社でして…、、、』

と、きたもんだ!! なんとまぁ、朝っぱらから「ゴールド」のセールスでしたよ。答えは『いらない。』ですよね。誰でも『いらない。』って言いますよ、きっと。そう即答したくなる電話でしたよ。だから私も『いりません。』と答えました。

それでも、延々とセールストークを繰り出す相手。もう一度『いりません。』と答えた私。そうしたら、次に来たセリフがこれだ!

『もしもーし。何か昨日、嫌なことでもあったのですかぁ?』

この言葉には頭にきました。「イヤなことがあったか?」と聞いてくる神経が信じられない! 

イヤなこと? ありましたよ。私は昨晩、枕経を勤めてきたんです。つまり、お檀家が一人、死んだんです。哀しみの場に立ち会ってきたんです。

世の中、本当に嫌なことが多い。そんなことは承知だ。承知してはいるが、なぜ朝っぱらからセールスマンに、こんな暴言を吐かれなければならないのか? 私、唖然としてしまい、しばらくの間、言葉が出ませんでした。するとこのセールスマン、何も言わずに、ガシャン!! と電話を切った。

電話の向こうのセールスマンに言いたい。

「あなたが逆の立場なら、どう思いますか?」

もし、あなたの身内に不幸があった翌朝、早い時間帯に電話がきて、見ず知らずのセールスマンから『昨晩イヤなことがあったのですか?』と聞かれたら…。不要な品物のセールストークにつき合わされた上、耳元で「ガシャン!」と電話を切られたら…。

ああ、、、こんな大馬鹿野郎には、絶対になりたくないものだ、、、
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十二月三日

ふぅ…、
今日でようやく一段落しました。11月下旬から12月の初めは、何かと法務が多い毎日です。

前回の記事が11月24日付けですから、気が付けば1週間以上も、記事を書いていなかったのですね。その間に、寺のモミジもすっかり赤くなりました。

今週はまだ余裕がありますが、年内にやらなければいけないことは、いっぱいあるので、うかうかとしていられないっス。

今晩は、やけに寒いですね。みなさん風邪には気を付けて下さいね。
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