お施餓鬼

施餓鬼棚


釈尊の高弟に、阿難尊者(あなんそんじゃ)という人がおりました。この方は大変優れた僧でしたが、ある時、彼の前に餓鬼が現れ、

「お前はもうすぐ餓鬼道に落ちるだろう。」

と告げました。驚いた阿難尊者は、釈尊に相談をいたしました。すると釈尊はこう言いました。

「餓鬼道で苦しんでいる者たちに対して、食物を供え呪文を唱えなさい。その功徳によって、阿難も餓鬼も救われるだろう。」

と。阿難尊者が釈尊の言われたとおりに法要を修すると、はたして無数の餓鬼たちは救われ、天上界に転生できましたとさ。

お施餓鬼(せがき)という仏教行事の由来をかいつまんで話すと、以上のようになります。『仏説救抜焔口餓鬼陀羅尼経』に書かれてあるそうな。

お盆の由来と似ているので混同しますが、お盆は7月15日の行事。施餓鬼は日にちに決まりはありません。智光院は5月に行います。

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看脚下

看脚下(かんきゃっか)

足元を見なさい、という意味です。「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」と言うのも同じです。禅寺の玄関でよく見かける言葉です。

「地に足のついた人」は少ないですね。背伸びをして頑張りすぎている人々の、何と多いことか。

いつも浮ついた気持ちでいると、正しい判断ができなくなるでしょう。
自分のことしか考えていないと、還って不平不満が募るものです。

自分を良く見せようとか、他人より出世しようとか、そういう欲があるのは仕方のないことです。ですが、他人に迷惑をかけないように、先ずは自分自身を省みることは必要ではないでしょうか?

こちらの老師のお話も、ぜひお読み下さい。
 ↓
臨黄ネット ~ 法話と禅語 「看脚下」
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めだか

メダカ


おとなりさんから、メダカをもらいました。うちのメダカは一向に数が増えなかったので、久しぶりに水鉢の中が賑やかになりました。

メダカは無事生まれても、大人のメダカが赤ちゃんメダカを食べてしまうんですよね。だから、卵を見つけたら隔離してやらないといけません。

それとヤゴ。いるんですよヤゴが。こいつもどうやらメダカを食ってしまうらしいです。

メダカやヤゴのいる畜生界は、食う寝るといった根源的な欲求に振り回される世界です。ですから、弱いものは強いものに食われ、生き延びる力が足りないものは、どんどん淘汰されます。我々人間は、肉、魚、野菜など、畜生界にいるものの命を奪い、生かされているということを、忘れてはいけません。

一方、我々のいる人間界は、中途半端に知恵知識を持っているがゆえの、煩悩に振り回される世界です。悩み苦しむことが多く、精神的にまいってしまうことが多いですね。凶悪犯罪や交通事故が増えた昨今、理不尽な被害に遭うことも、覚悟しなくてはなりません。

さてさて、どちらの世界に住まうのが良いのでしょうね。

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