知足
もし諸の苦悩を脱せんと欲すれば、まさに知足を観ずべし。知足の法は、即ち是れ富楽安穏のところなり。知足の人は、地上に臥すといえども、なお安楽をなす。足ることを知らぬ者は、天堂に処すといえども、また意にかなわず。足ることを知らぬ者は、富めりといえども、しかも貧し。知足の人は、貧しといえども、しかも富めり。足ることを知らぬ者は、常に五欲のために牽かれて、知足の者のために憐愍せらる。これを知足と名づく。
『遺教経』の中には「少欲知足(欲望が少なく、足ることを知る)」の教えが説かれており、上記は「知足」についての記述です。とても大切な教えだと思います。ちなみに「五欲」は、財欲、色欲、飲食欲、名誉欲、睡眠欲をいいます。
『遺教経』の中には「少欲知足(欲望が少なく、足ることを知る)」の教えが説かれており、上記は「知足」についての記述です。とても大切な教えだと思います。ちなみに「五欲」は、財欲、色欲、飲食欲、名誉欲、睡眠欲をいいます。
- 関連記事
-
- 蚊 (2010/04/13)
- 春はまだ? (2010/04/09)
- 知足 (2010/03/29)
- お彼岸の意味 (2010/03/12)
- 正精進? (2010/03/07)