禅宗(臨済宗・曹洞宗)の四弘誓願
煩悩無尽誓願断 (ぼんのう・むじん・せいがんだん)。
法門無量誓願学 (ほうもん・むりょう・せいがんがく)。
仏道無上誓願成 (ぶつどう・むじょう・せいがんじょう)。
● 第1句 (衆生は無辺なれども 誓ってどせんことを願う) ~ この世の中には迷い・苦しみが多く、助けを必要としているものがたくさんいます。自己中心を捨て、他の優先を常に考慮し、心に誓って、苦しんでいる人・自然環境などのあらゆるものたちに、温かい手をさしのべようと思います。
● 第2句 (煩悩は尽きることなけれども 誓ってだんぜんことを願う) ~ 煩悩は尽きることがないけれども、心に誓って、わき起こる欲や煩悩と戦い、迷い・煩いに束縛されない、素直な生活ができるように、精進努力します。
● 第3句 (法門は無量なれども 誓ってまなばんことを願う) ~ 仏教の教えを学ぶことは、簡単なことではありませんが、心に誓って、これらの教えを理解・実践するように心がけます。
● 第4句 (仏道は無上なれども 誓ってじょうぜんことを願う) ~ おさとりを開くまでには、長い道のりを覚悟しなければならないでしょう。しかし、本来私たちは、いつでもおさとりを持ち合わせていて、それに気が付かないだけなのだ、ということを常に信じて、心に誓って、仏道成就を願いましょう。
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