今日は新富町にある大野屋總本店さんに行ってきました。こちらのお店で足袋を誂ってもらいます。

江戸時代安永年間の創業という老舗です。建物がとってもアンティーク。大正時代頃の建築でしょうか。
私の足の形はちょっと特殊でして、市販の足袋はほぼ合いません。足の縦方向に合わせると、横の生地が余って、ダイビングの足ひれを付けているみたいになります。足の横方向に合わせると、小股は食い込み人差し指は詰まって伸ばせません。これはかなりの苦痛です。
私は24年ほど前から、銀座くのやさんに足袋の誂をお願いしてきました。ところが2年ほど前、くのやさんが足袋の誂を止めてしまわれたのです。私のストックも少なくなってきましたので、今回初めて大野屋總本店さんにお願いしようと決めました。
お店のご主人は、とても人当たりが良い素敵な方でした。足の採寸をして、いくつかのサンプル足袋を履きました。時間にして20分くらいだったと思います。後日サンプルが送られてきますので、2〜3回履いて、洗濯をして、足にフィットするかをみます。それで合わなければ、もう一度採寸をします。
帰り際に少し談笑をいたしました。ご主人のお家の宗旨も臨済宗だそうです。お寺は静岡にあると仰っていました。縁がありますね。
誂え足袋は市販品に比べて少々高くなりますが、足にぴったりフィットすると歩きやすいですし、何よりも足元の見栄えが素晴らしくなります。私は亡き伯母から「お坊さんは足元と歩き方が大事」と言われました。和服を着る機会の多い方には誂え足袋は本当にお薦めです。
大野屋總本店ウェブサイト
http://www.oonoyasohonten.jp/
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