上半身の姿勢
上半身をまっすぐ伸ばして、最初にゆっくり前に倒します。次に、後ろ上方へ頭を持ち上げ、身体を起こしていきます。背筋をまっすぐに伸ばします。腰と腹部を前方に張り出してはいけません。あくまでも、背筋はまっすぐに。
おしりを座布団に沈めていきます。座布団という大地に、おしりからしっかりとした根が根付いているように。
頭はまっすぐに起こします。あごを上げず、引きすぎず、真正面を向きましょう。
「天から糸が垂れていて、その糸で頭が吊られている」というイメージを描いて下さい。
背中を丸め腰が落ちている姿勢、逆に、胸が反っくり返っている姿勢、これらは両方ともいけません。
あくまでも自然体で、肩から下、腕の部分には力を入れないように。
わきは開けず、かといって窮屈に閉めすぎてもいけません。ひじを、ほんのわずか前方に張り出します。脇腹と腕の間に、指2~3本分の隙間が空きます。このような体勢ならば、胸が閉じて、背中が開く、良い形になります。
背筋を伸ばしているため、背中にはある程度の緊張感は感じられます。


以上が基本の姿勢です。最初は窮屈に感じるでしょうが、この姿勢を覚えて下さい。
なぜ窮屈に感じるのでしょう?… それは、私たちの普段の「姿勢」と関わってきます。和服(着物や羽織袴に、草履、下駄)を着ると、意識せずとも腰が起きて背筋が伸びますが、洋服の場合には、意識しないと背筋が伸びません。言い換えると、洋服を着ている現代人は、日常「腰が入っている」状態になっていないために、坐禅で背筋を伸ばすことが、辛く感じてしまうのです。日頃から背筋を伸ばして姿勢を正す習慣を身につけましょう。

おしりを座布団に沈めていきます。座布団という大地に、おしりからしっかりとした根が根付いているように。
頭はまっすぐに起こします。あごを上げず、引きすぎず、真正面を向きましょう。
「天から糸が垂れていて、その糸で頭が吊られている」というイメージを描いて下さい。
背中を丸め腰が落ちている姿勢、逆に、胸が反っくり返っている姿勢、これらは両方ともいけません。
あくまでも自然体で、肩から下、腕の部分には力を入れないように。
わきは開けず、かといって窮屈に閉めすぎてもいけません。ひじを、ほんのわずか前方に張り出します。脇腹と腕の間に、指2~3本分の隙間が空きます。このような体勢ならば、胸が閉じて、背中が開く、良い形になります。
背筋を伸ばしているため、背中にはある程度の緊張感は感じられます。


以上が基本の姿勢です。最初は窮屈に感じるでしょうが、この姿勢を覚えて下さい。
なぜ窮屈に感じるのでしょう?… それは、私たちの普段の「姿勢」と関わってきます。和服(着物や羽織袴に、草履、下駄)を着ると、意識せずとも腰が起きて背筋が伸びますが、洋服の場合には、意識しないと背筋が伸びません。言い換えると、洋服を着ている現代人は、日常「腰が入っている」状態になっていないために、坐禅で背筋を伸ばすことが、辛く感じてしまうのです。日頃から背筋を伸ばして姿勢を正す習慣を身につけましょう。

since 2004/6/1 - last modified 2013/8/30
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