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数息観(すそくかん)

次は「数息観」と呼ばれる方法です。これは、呼吸を数えることにより、心を集中させるものです。禅宗の修行道場でも、入門して間もない雲水(うんすい=修行僧のこと)は、数息観によって坐禅修行を行います。

数息観の仕方

1,「ひとーーー…」と心で念じながら、息を吐きます。
2,「つー」と心で念じながら、息を吸います。
3,次に吐く時は、「ふたーーー…」。吸う時は、「つー」。
4,以降、「みーーー…っつ」「よーーー…っつ」、、、と続け、「とおーーー」(=10)までいったら、また「ひとーーー…つ」に戻ります。

つまり、1つ、2つ、、、9つ、10、と、1から10までを繰り返し数えるわけです。

「数を数える」という単調な作業を行うことにより興奮を静め、同時に、数えることに集中して、余計な想像力を抑えることができます。意守丹田法と併用することで、抜群の効果を得られます。なお、一所懸命にやっていても、途中で数が判らなくなったり、また、勢い余って11、12、、、といってしまうこともあります。そんな時は慌てず「ひとつ」に戻りましょう。

ちなみに数息観にも数種類あり、また、数息観と並ぶ方法に「随息観(ずいそくかん)」というものもあります。

since 2004/6/1 - last modified 2013/8/30


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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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