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坐禅儀 #14

(原文14)
若し定を出でんと欲せば、徐徐として身を動かし、安詳として起ち、而も卒暴なることを得ざれ。出定の後も、一切時中、常に方便を作し、定力を護持すること嬰児を護するが如くせよ。即ち定力成じ易からん。

(もしじょうをいでんとほっせば、じょじょとしてみをうごかし、あんしょうとしてたち、しかもそつぼうなることをえざれ。しゅつじょうののちも、いっさいじちゅう、つねにほうべんをなし、じょうりきをごじすることえいじをまもるがごとくせよ。すなわちじょうりきじょうじやすからん。)



(意訳14)
次に、坐禅三昧の境地から出る場合、すなわち坐禅を終えるときには、ゆっくり体を動かして、落ち着いて立ち上がり、粗暴にしない。坐禅三昧によって得られた力を、坐禅を終えても忘れぬよう、あらゆるところに気を配り、その力を逃さぬよう、赤ん坊を抱くように丁寧に、しっかりつかまえておく。このように慎重にするならば、その力はますます強くなっていく。

since 2004/6/1 - last modified 2013/8/29

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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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