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白隠禅師坐禅和讃 #1

(題名)
『坐禅和讃』

(現代語解釈)
『坐禅をたたえる詩』『坐禅によって培われる禅定を賛嘆し、以って苦しみを除く和語のお経』



(原文1)
衆生本来仏なり。水と氷のごとくにて。水をはなれて氷なく。衆生の外に仏なし。

(しゅじょうほんらいほとけなり。みずとこおりのごとくにて。みずをはなれてこおりなく。しゅじょうのほかにほとけなし)



(意訳1)
私たちは、皆生まれながらに、仏さまと同じ心を持ち合わせています。それはあたかも、「水」と「氷」の関係のようです。
氷は、水が固まってできたものであり、もとは同一のものです。水蒸気や雲も、水が変化したものです。水、氷、蒸気は、それぞれ形が違いますが、全て同じものであります。一般に「さとり」と呼ばれ、何か超人的な能力と思われがちな心も、また、凡人と思っている私たちの心も、本当は同一の「仏心(ぶっしん)」なのです。その「仏心」は、遠く離れた天国にあるわけではなく、水と氷のように、私たち自身の肉体と、その心を離れて存在するものではありません。

since 2005/1/27 - last modified 2014/4/19


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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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すみません、日本語の起源、言霊百神というサイトをごぞんじですか?

Re: タイトルなし

あ、いいえ、存じ上げません、はい。
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