無相大師遺誡 #3
(原文3)
次に先師大燈老人、老祖に西京に参得して、京輦巨峯に侍者たり。其の随従の際、脇席に到らざること多年、頗る古尊宿の風あり。
(つぎにせんしだいとうろうにん、ろうそにせいけいにさんとくして、けいれんこほうにじしゃたり。そのずいじゅうのあいだ、わきせきにいたらざることたねん、すこぶるこそんしゅくのふうあり。)
(意訳3)
さて次に、先代の師匠である大燈国師・宗峰妙超禅師であるが、師は嘉元3年(1305)、京都・韜光庵に住持していた大應国師に参禅し、その後大應国師が、京都・嘉元寺、鎌倉・建長寺に移られた時にも、侍者として随侍した。
その期間、怠ることなく参禅弁道に励み、その姿は、並みいる歴参の僧を超える、高僧としての風格をすでに持っていた。
次に先師大燈老人、老祖に西京に参得して、京輦巨峯に侍者たり。其の随従の際、脇席に到らざること多年、頗る古尊宿の風あり。
(つぎにせんしだいとうろうにん、ろうそにせいけいにさんとくして、けいれんこほうにじしゃたり。そのずいじゅうのあいだ、わきせきにいたらざることたねん、すこぶるこそんしゅくのふうあり。)
(意訳3)
さて次に、先代の師匠である大燈国師・宗峰妙超禅師であるが、師は嘉元3年(1305)、京都・韜光庵に住持していた大應国師に参禅し、その後大應国師が、京都・嘉元寺、鎌倉・建長寺に移られた時にも、侍者として随侍した。
その期間、怠ることなく参禅弁道に励み、その姿は、並みいる歴参の僧を超える、高僧としての風格をすでに持っていた。
since 2005/3/17 - last modified 2013/8/29
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