般若心経 #2
(原文書き下し2)
舎利子、色は空に異ならず、空は色に異ならず、色すなわちこれ空、空すなわちこれ色なり。
(意訳2)
(そして以下の言葉を、シャーリプトラ(舎利弗尊者)へ説かれた)
──シャーリプトラよ。私たち自身も含め、この世にある諸々の存在、形のあるものは、永久にその形のままあるはずはなく、どんなものでも、時々刻々と絶えず変化しています。これを「色」と言います。「色」は、形があるために、1つの固定した実体として認識できますが、実際にはさまざまな要素が組み合わさって、仮に集合し作られたものであるのです。この「固定化した実体がない」ことを「空」と言います。どんなに丈夫なものでも、いろいろなものが組合わさって、頑丈に見えているだけなので、形あるものは「まるで夢幻のようである」とも言えるし、夢幻と言えども、確かに現象としては存在しているのです。つまり「色」と「空」は別々の要素ではなく、不二平等の関係にあります。
また、仮の集合すなわち「空」ということは、それらを結びつけているのは、1つ1つの変化するものであり、結果「色」として存在します。つまり「色」と「空」は、表裏一体の関係でもあるのです。
舎利子、色は空に異ならず、空は色に異ならず、色すなわちこれ空、空すなわちこれ色なり。
(意訳2)
(そして以下の言葉を、シャーリプトラ(舎利弗尊者)へ説かれた)
──シャーリプトラよ。私たち自身も含め、この世にある諸々の存在、形のあるものは、永久にその形のままあるはずはなく、どんなものでも、時々刻々と絶えず変化しています。これを「色」と言います。「色」は、形があるために、1つの固定した実体として認識できますが、実際にはさまざまな要素が組み合わさって、仮に集合し作られたものであるのです。この「固定化した実体がない」ことを「空」と言います。どんなに丈夫なものでも、いろいろなものが組合わさって、頑丈に見えているだけなので、形あるものは「まるで夢幻のようである」とも言えるし、夢幻と言えども、確かに現象としては存在しているのです。つまり「色」と「空」は別々の要素ではなく、不二平等の関係にあります。
また、仮の集合すなわち「空」ということは、それらを結びつけているのは、1つ1つの変化するものであり、結果「色」として存在します。つまり「色」と「空」は、表裏一体の関係でもあるのです。
since 2004/8/29 - last modified 2013/8/28
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