般若心経 #6

(原文書き下し6)
無明もなく、また無明の尽きることもなく、ないし老死もなく、また老死の尽きることもなし。



(意訳6)
さらには、煩悩や無知というものも、絶対的なものではないのですから、「迷い」から抜ける、抜け出せない、という判断基準などあるはずもないのです。「さとり」とか「迷い」ということにとらわれなければ、「迷い」に「入る」とか、「入らない」とか、「さとった」、「さとらない」という考え方そのものが「迷い」であると気付くはずです。煩悩の根本(=無明)は、現在・過去・未来の結びつきから生じる迷いの思想、すなわち因縁によるものであり、因縁には実体がないので、迷いにも有無の道理はないのです。
(第1番目・無明から第12番目・老死へとつながる縁起説は、すべての要素を同様にとらえることができ、)とらわれから抜け出せれば、「老いと死」という最大の苦しみからも解放されるのです。また逆に言えば、老いや死といった苦しみは、尽きることなく表れますが、とらわれのない心の上では、それは苦しみの要素へと、変化しないでおけるでしょう。

since 2004/8/29 - last modified 2005/3/17



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