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般若心経 #7

(原文書き下し7)
苦、集、滅、道もなく、智もなく、また得もなし、所得なきを以てのゆえに。



(意訳7)
苦しみ(苦諦)や、その苦しみの原因を探すこと(集諦)、苦しみを抑制すること(滅諦)、苦しみを抑制してなくしていくこと(道諦)、これら「4種の真理の方法(=四聖諦)」にも、とらわれる必要はありません。
以上のように考えるのならば、真実自己の優れた智慧そのものも、その智慧を明らかにしようとする意志も、それすら実体がないのですから、智慧に執着することもないのです。智慧に執着しない、煩悩にも執着しない、さとってもさとりにとらわれない。とらわれを離れれば、得るという概念も、失うという概念も起こり得ない。
そうして、いかなる場面においても、自身の力を発揮し、自由自在の働きで、苦渋の境涯にあるものたちを救済していこうと精進努力する。これが「空の教え」であります。

since 2004/8/29 - last modified 2005/3/17


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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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