月は明月の秋を知る 花は一様の春を知る

月は明月の秋を知る 花は一様の春を知る

今月は「中秋の名月」。今日まで荒天が多いので、最近は綺麗な月を眺められる日が少なく感じられます。さて中秋の名月はいかでしょうか。

花が花の本性を現じたる時、最も美なるが如く、人間が人間の本性を現じたる時は、美の頂上に達するのである。

『善の研究』西田幾多郎著(岩波書店)

月に本性はあるか? 花に本性はあるか? 趙州和尚の公案になぞらえれば「無」といったところ。

月が澄んだ空に冴え渡るのは、月がそうさせたわけでもなく、また月以外のものがそう意図したものではありません。月は自分が美しく輝く次期を、何もせずともちゃーんと心得ています。

春が来れば待ってましたとばかりに、花は咲います。美しく咲く花を見て、私たちの心は自然にほころびます。花の本性と、人間の本性がピタリと一致した瞬間です。

日本の春と秋は、実に素晴らしい季節だと思います。
関連記事

テーマ : 日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索
カテゴリー
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
Author

うぇぶちこういん

ちこういん

リンク
バナー
住職へメールを送る
メールアドレスは正確に書いて下さい。間違いがあると、返信ができません。

名前 or ハンドルネーム:
メールアドレス:
件名:
本文:

RSSフィード
訪問者数累計