成道会(じょうどうえ)

「真理を見極めるまで、決してこの座を立たず。」

ゴータマは強い信念の元、坐禅を始めた。12月1日であった。

そして、1週間が経ち、8日目に入った。

空を見上げると、明けの明星が輝いている。

その輝きを見た時、ゴータマは真理を見極めた。

12月8日、ゴータマが悟った日。ゴータマが「釈尊(しゃくそん)」と呼ばれるようになった日。

この故事にちなんで、12月1日から8日の明け方まで、禅宗の修行道場では、不眠不休の集中修行が行われる。

「臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)」

別名「命取りの大摂心」

真剣にやったものでないと解らない。本当に苦しい修行だ。食事とトイレ以外は坐禅。夜も横になって寝てはいけない。坐禅の体勢のままで、1週間だ。

臘八を経験したものは、皆こう思っているに違いない。

「もっと早く悟れよ、ゴータマ。」

例えば、5月10日に坐禅を始めて、5月12日に悟っていれば、陽気の良いシーズンの3日間の摂心=「さわやか小摂心」で済んだのに………って、修行にならないか、これじゃあ。

さすがはゴータマ。我々の堕落ぶりを、見透かしていたに違いない。その上、臘八シーズンに入ると、決まって寒くなる。こちらは臨済・冬将軍か、貴様も助太刀しておるな!
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