調和

「調和」は、とても大切なことです。この世の中はすべてが調和で成り立っていると言えます。

坐禅は「調身」「調息」「調心」と言って、それぞれ「身体の形を調える」「呼吸を調える」「心を調える」のですが、どれか一つが強かったり、また、弱かったりすると、坐っていて苦痛に感じるものです。「調身」「調息」「調心」がすべて「調和」することが大切です。

聖徳太子は国を治めるにあたり、官僚への規範として「十七条の憲法」を制定しました。その第1条は「和をもって尊しとなす」、つまり人間同士の調和が最も大切なことだと決めました。聖徳太子は(中国の)隋(の国)に倣って、仏教を広め、仏教を利用して、国を治めようとしました。にもかかわらず「厚く三宝を敬え」は第2条です。治世にはまず「調和」を重視したのです。

仲睦まじかった家族親戚が、一人の死者を出した途端、遺産相続で争うことはよく聞く話です。調和が崩れた時の、なんと危ういことでしょう。

『天の与えた好時節よりも地形の有利さが勝り、地の利よりも人間同士の結束が勝る』。天・地・人の関係性すらこのようになっているのです。

12月は何かとせわしないものです。ここにきて一段と寒さが厳しくなってきました。生活時間が乱れてくると体調も崩しやすくなります。「調身」「調息」「調心」それと「調和」を心がけて、明るく元気に新年を迎えたいものです。

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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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