2015年3月11日に寄せて。

砂曼荼羅(すなまんだら)を知っていますか? 曼荼羅とは、仏菩薩の姿を描いて宇宙の真理を現したものです。その曼荼羅をいろいろな色砂を用いて、大きな壇上に描いていきます。何人もの僧侶が何日もかけて制作します。やがて完成を迎えたら、すぐに壊してしまいます。砂で出来たものですから、手で払えば一瞬で取り払われます。チベット仏教などで行われる儀式です。

2011年3月11日。東日本大震災。死者15,891人、行方不明者2,584人(2015年3月11日現在)。その中に私の親類も含まれています。

地震の後に襲った大津波は、港を街を村を破壊しました。人間が何百年も住み、創り上げてきたものを、瞬く間に奪い去っていきました。砂を手で払ったかのように。

それを諸行無常と言ってしまっては、あまりにもむごいではありませんか。

人間は今生の行いによって、来世に生まれる世界が決められます。善行を積めば善い世界に転生するのです。

津波が来ていることを必死に知らせた人々。家に置いた年寄りを迎えに行って帰らぬ人となってしまった人。自らの職責を貫いたがゆえに亡くなられた人。…

この震災で亡くなられたすべての人々が、天上界、いや、それ以上の世界に生まれ変わっていることを信じています。心からご冥福を祈っております。

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