新仏
気がつけば6月も下旬となりました。来月7月はお盆です。私が修行をした平林寺は埼玉県新座市にあります。この地域は8月のお盆でした。
亡くなってから初めてお盆を迎える死者のことを「新仏(しんぶつ・しんぼとけ)」「新霊(あらみたま)」などと言います。そして、新仏が初めて迎えるお盆は「新盆(にいぼん・しんぼん)」と言います。
お盆は仏教の行事です。地方により種々の習俗風習があり、全国一様ではないようです。
新仏は、その魂をねんごろに慰めてやらないと祟るのだそうです。そこで、お盆にはご先祖の供養に先立ち、お盆の月(7月ないし8月)に入ったらすぐに精霊棚にお迎えして、供養をしてあげます。これは私がむかし聞いた話です。
新仏は、亡くなって1年も経たない仏様ですから、自然に追慕の念が深くなります。また別の面から捉えると、先祖のみたまを「自分を守ってくれているもの」と取るか「ひょっとすると祟るかもしれない」と取るか、99%前者と思っていても、残された1%を恐れてしまう。だから、新仏は特別に大切にしたのではないでしょうか。
亡くなってから初めてお盆を迎える死者のことを「新仏(しんぶつ・しんぼとけ)」「新霊(あらみたま)」などと言います。そして、新仏が初めて迎えるお盆は「新盆(にいぼん・しんぼん)」と言います。
お盆は仏教の行事です。地方により種々の習俗風習があり、全国一様ではないようです。
新仏は、その魂をねんごろに慰めてやらないと祟るのだそうです。そこで、お盆にはご先祖の供養に先立ち、お盆の月(7月ないし8月)に入ったらすぐに精霊棚にお迎えして、供養をしてあげます。これは私がむかし聞いた話です。
新仏は、亡くなって1年も経たない仏様ですから、自然に追慕の念が深くなります。また別の面から捉えると、先祖のみたまを「自分を守ってくれているもの」と取るか「ひょっとすると祟るかもしれない」と取るか、99%前者と思っていても、残された1%を恐れてしまう。だから、新仏は特別に大切にしたのではないでしょうか。
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