おせがき3年ぶりに開催しました





「施無畏」=「せむい」と読みます。「畏れ無きを施す(おそれなきをほどこす)」、怖がることはありません、私が救ってあげますから安心しなさい、という釈尊からのメッセージです。
コロナをはじめとして、さまざまな病気に罹患するのは恐怖ですね。争いが絶えぬ世界、人間関係、仕事のことや老後のことなど不安の種は尽きません。そんな苦しみの世にあって、仏陀の智慧には恐怖や不安を取り除いてくれる力があるのです。
今日、3年ぶりにお施餓鬼会を開催することができました。この1ヶ月ほどの間、私は常に不安を抱えていました。
ゴールデンウイーク後に感染者数が増えてしまったら?
緊急事態宣言が出てしまったら?
私自身が新型コロナにかかってしまって施餓鬼当日に導師が出来なかったら?
お弁当やお饅頭の注文数は間違えていないか?
準備に手落ちは無いだろうか?、、、
少なからずプレッシャーがありました。今日もかなりナーバスでした。みなさんが楽しみにしていらっしゃるご法話、マイクは壊れないか? お説教師さんに失礼はないだろうか?、、、
お説教師さんに「わたし、何か忘れていることないでしょうか?」とたずねました。そうしたらお説教師さんは、私の背中をパン!と叩いて
「だーいじょうぶだから! 心配するな!」
とおっしゃいました。その言葉に私はとても励まされました。
今日の式、大勢の前での3年ぶりの導師で不安がありましたが、お説教師さんの言葉で冷静になれましたので、お経も動作もほぼ間違えずにできました。ご供養の読み上げは少し失敗したものの、慌てることなくすべて漏らさず読み上げましたからご安心ください!
今日は土砂降りの雨でしたので、ご参列の皆様には智光院までの道中難儀だったことでしょう。大変だったと思いますが、ご法話を聞いて、お経を聞いて、お墓参りが出来て「あぁ、良かったナ、今日は良い一日だったナ」と思ってくださったならば、私はとても嬉しいです。
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