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春、麗ら

今日の東京は暴風が吹いています。立て看板は倒れ、折れた木の枝や葉が道に散らばっています。お昼にコンビニに行ったのですが、風にあおられて歩きにくかったです。梅が咲き、菜の花も咲き始めましたが、うららかな春とはほど遠く、花粉症の私はマスクをしていても鼻がムズムズ、目がショボショボ、ちょっと辛いです。

今日2月27日は、元競走馬・ハルウララ(牝馬)の28歳の誕生日です。生涯成績は113戦0勝、デビューから引退まで一度も勝てませんでした。同世代のトゥザヴィクトリー(2月22日生・牝馬)は GIエリザベス女王杯を勝ちました。テイエムオペラオー(3月13日生・牡馬)はGI7勝、数々の記録を打ち立てました。同じ年齢でも随分と差がついたものです。

競走馬はレースに勝ち賞金を稼ぐことを生まれたときに宿命づけられます。しかし、残念ながらすべての馬が賞金を稼げる訳ではありません。資料によれば1996年の競走馬の生産頭数は11,271頭だそうです。そのうち賞金を稼いだ馬は何頭いるのでしょうか? 重賞競走で勝つ馬などほんの一握り。競走馬としてデビューできればまだしも、コースにも立てなかった馬もいるし、怪我で安楽死処分される馬もいます。

春色高下無く、花枝自ずから短長(しゅんしょくこうげなく、かしおのずからたんちょう)

うららかな春の陽は大地すべてに平等に照らすが、その恵みを受ける花や木には、枝の伸び方に長いものがあれば短いものもあり、一様ではない。

たとえ見た目は違っても、すべては等しく尊い「命」を持っているという意味です。

人間にはそれぞれ違いがあります。性別、年令、役職、出生、人種、民族など見た目の違いや立場の違いがあります。しかし皆が持っている「命」は目に見えずとも、平等で、素晴らしく、軽い重いはありません。

この春、進学、就職を迎え、新しいスタートを切る人たちにお願いがあります。自分と他人を比べることを極力やめましょう。
「あの人は立ち回りが上手いのに、私は不器用で怒られてばかり」
とか
「あの人は頭の回転が速くて何でもこなすけど、私は物覚えが悪くて失敗ばかり」
とか、そんなことを考えるのはつまらないことです。

悪いところを反省することは大切ですが、必要以上に落ち込まずに、良いところを探してそれを伸ばしていきましょうよ。人間にはそれぞれ得手、不得手があるものです。木の枝に長い短いがあるように、人間もみな一様ではありません。たとえ他人に比べて劣るところがあったとしても、それであなたの「命」が軽くなるわけではありません。

ハルウララは1勝もできず、ほとんど稼げなかったとおもいますが、代わりにみんなに勇気を与えてくれたと思います。素晴らしい「命」だと思いませんか? 私は木魚を叩くのが上手いと思っています。これだって立派な特技だと思いませんか? 得意なことは探せば見つかるはずです。どんなことでもいいです。あなたには何があるでしょうか?


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