いま、ここ(第3話)

インドには、馬車の喩えがあります。

「アートマンを馬主と知れ。肉体を馬。覚を御物。意を手綱と心得よ。賢者たちは諸々の知覚器官を馬と呼び、諸知覚に対応する諸対象を道路と呼んでいる。」

と、ヨガでは厳密に説いているのですが、ちょっと難しいですね。簡単に言ってしまうと、心は馬で、いつでも暴走してしまうので、御者である自己(セルフ)が手綱をとって制御しなさい、ということです。

眼、耳、鼻、舌、身体という感覚器官は、常に働いていて、色かたちを認識し、音を聴き、香りを嗅ぎ、食べ物を味わい、身体で暑さや寒さなどを感じ取っています。それら感覚からくる作用で、心が、ことの良し悪しを判断認識し、苦楽を作り出しているのです。

よく馬を調教し、御者の手で思い通りに動かすならば、馬は暴走せず、私たちの心はいつも平静でいられるはずです。

この喩えを「いま、ここ」に当てはめてみると、少しはイメージができますでしょうか。つまり、「いま、ここ」をしっかり行うことは、御者が馬の手綱を握り、しっかり制御していることになります。

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